中途半端なアシスタントを雇うぐらいならAIに課金した方がコスパ良いかも知れない
のではないか、と考え、Google AIの最上級プランであるUltraに課金し、4ヶ月ほど使ってみました。
GeminiのThinkingモードはよく制限状態になってしまい余り使えませんでしたが、”Pro”モードや”Research”モードで利用制限があるようなことはありませんでした。変なハナシなのですが、Google Colab ProのGPUのように、スレッドの担当モデルに当たり・ハズレがあったように思います。もしイマイチと思ったら、別の会話として再開するのが一番コスパ良いかも知れません。
先に結論を書きますが、Geminiアプリ単独での活用を視野にいれたGoogle AI Ultraプラン加入はオススメしません。
中途半端なアシスタントを雇うよりかはマシだったようには思いますが、一つ下位のプランにしてChatGPTやGrokなどの有料プランと組み合わせる方が良かったのではないかと思っています。

Google AI Ultraで使える機能
2026年3月時点で、Google AI Ultraプランでは以下のような機能が利用可能となります。
- Gemini アプリ
- 機能とモデルの使用量上限が最大に。Deep Think と Veo 3.1(最新の動画生成モデル)が利用可能
- Flow
- AI 映像制作ツールの使用量上限が最大、Veo 3.1 にもアクセス可能
- Whisk
- Veo 3 による画像からの動画作成機能の使用量上限が最大に
- 毎月 25,000 の AI クレジット
- AI クレジットを使用すると、次世代の Google AI 機能により多くアクセスできます
- Google 検索
- Gemini 3 Pro モデルへの最大アクセスなど
- NotebookLM
- 音声解説、動画解説、テスト作成などの機能を備えたリサーチ パートナーへのアクセス上限が最大
- Gemini in Gmail、Gemini in Google ドキュメント、Gemini in Google Vids など
- Google アプリで直接 Gemini を利用可能、最大の使用量上限
- YouTube Premium 個人プラン
- 広告なしの YouTube をオフラインでもバックグラウンドでも利用可能
- Google Home Premium Advanced
- 連続動画履歴や予定の説明など
- Google Antigravity
- Google のエージェント開発プラットフォームである Google Antigravity のエージェント モデルのレート制限を最大に引き上げ
- Google Developer Program のプレミアム プラン
- 使用量上限が最大の Gemini CLI、Gemini Code Assist、Jules、Cloud クレジットなどで、デベロッパーとして迅速に構築、学習、成長できます
- ストレージ
- Google フォト、Google ドライブ、Gmail で利用できる合計 30 TB のストレージ
課金した当時はGoogle Antigravity自体がなかったので、新たに追加されたようです。
Gemini Code Assistというのもあり、Googleらしいラインナップとなっています。
Flow、Whisk、Veoなどの記載がありますが、FlowとWhiskはワークスペース、Veoはモデルです。
「Google検索」として、「Gemini 3 Proモデルへの最大アクセス」と記載されていますが、逆にGeminiアプリはGoogle検索をしない傾向があるなどイマイチなところもあります。
Google Home Premium はホームデバイスのアレですね
Gemini自身に調査させてみた
ダメでした。Geminiは頑としてネット検索しないので、Google AI Ultraプラン自体を認識しません。どうしようもないので、レポートを書かせてNotebookLMに連携、そこで検索をして最低限の情報を取り込むことにしました。

NotebookLMにてGoogle AI Ultraを認識できたはずですが、比較対象や乗り換えのオススメとして Google AI Plusが紹介されています。Google AI Ultraを必須とする理由が見当たらないというところでしょうか。
表内、「月額料金」の行に Gemini3.1Proとの記載があるなど、なんか崩壊してますね…
開発支援としてAntigravityを挙げていますが、表の中では最低レベルの精度となっておりClaudeを使ったほうがマシとのこと。私も隔離環境で使っていたのですが計画書を書きながらもその通りに実行しない、.gitignoreを削除する、などなどコードを書く以前のトラブルがあるなどして散々でした。

VIPパスとして、ストレージ、YouTubeプレミアムなどが挙がっていますが、それらに魅力を感じる方は月額36,400円かける必要はありません。
活用のカギは「25,000クレジット」?
Nano bananaなど画像生成に関してチカラを入れているようで、Geminiアプリケーションから画像生成と動画生成が出来るのと、Flow ( https://labs.google/fx/ja/tools/flow ) を利用することで手軽に動画を生成できます。
<ライセンスには注意が必要です>
例えば Flowで最高画質の動画を1本作ると 100クレジットが消費されます。大体15~20秒ぐらいの動画です。
更に、継ぎ足すように動画を延長させることができます。
何かプロダクトやサービスのイメージを固めるために認識合わせのデモ動画を作る場合などであれば、十分過ぎます。
25,000クレジットなので、15秒くらいの動画を250本作れる計算ですが、複数の画面を開いて投げるくらいでないと使い切ることはできないでしょう。
もし使い切ったとしてもクレジットは個別に購入可能です。そのため、3,000円のGoogle AI Proプランに加入し、不足した分のクレジットを個別に追加購入するので良いのではないかなと思います。

またGoogle Developer Program のプレミアム プランとしてデベロッパー向けのGemini CLI、Gemini Code Assist、Jules、Cloud 「など」が使えるクレジットがあるはずですが見当たりませんでした。
色んなプランがあるのはいいですが、「など」について具体的になんなのか案内がないので見つからず、これでは無いのと同じかも知れません…。
APIなどで使えるのであれば、グループで消化できる…?
NotebookLMにてスライド資料を作らせてみたところ、面白い提案がありました。
毎月15,000円分のAPIクレジットがあるので、それを消化すれば割に合うとのこと。
アカウントを使い回すのは難しいですが、もしAIチャットを作って社内やグループ内で使えるようにすれば、これは良いかも知れませんね。特に画像生成や動画生成などを共有できたら良いのかなと思いました。(そういうサービスがあったような気もしますが)

200万トークンよりも賢く・効率的な運用が正解?
インフォグラフィックスにある200万トークンというのは会話の内容として記憶できる最大量が大きいというアピールなのだと思うのですが、何度も「提供された情報を忘れました」という回答があり『実用には耐えないのではないだろうか』という疑いがありました。
忘れるぐらいなら要点をまとめてキャンバスか、メモリにでも退避させておけばいいのに、なぜか全文をロストします。
大量の情報を保持できるのは良いのですが、そうするとアウトプット量がどうしても少なくなるので、複数の資料を渡してもゴミのような回答があるだけで会話にならず、強引に会話をしようとすると元のソース情報を忘れてしまいます。
最初に結論としてGemini単独利用としてのAI Ultraプランをオススメしないと記載しましたが、NotebookLMや他のサービスと上手く組み合わせることで変わってくるかなと思いました。
ただ、現状はGeminiからNano Bananaの画像生成や動画生成にアクセスできたり、Researchを使ってレポートを作成するために、色々なところに行ったり来たりするハメになり面倒な状況です。Googleらしいと言えば『らしい』ですが。
もしGoogle AI Ultraに課金するなら…
もし過去の自分にアドバイス出来るなら、以下のようなことを言うと思います。
1.クレジットは使い切れないぐらいあるから、ガンガン利用しよう
動画生成のクレジットが毎月25,000、この開発者向けクレジットが毎月15,000円分。一人で使い切れる気がしません。実際、ほとんど使いきれませんでした。現時点だけかも知れませんが、Nano Bananaはこのクレジット消費に入っていないようです。
本来は「Google Developer Program のプレミアム プラン」を基点に、APIを利用して社内やグループで使えるAIチャットなどに挑戦すべきだったかなと思いました。
2.何の機能をどこで使えるのか確認しよう
更新が早く、いつの間にかGeminiアプリケーションで音楽が生成出来るようになっていました。
2026年3月時点、ザックリと以下のようなことは見えました。
- Geminiアプリケーション
- 画像生成 Nano banana
- 動画生成
- 音楽生成(歌付き)
- Thinking :より深く考えるらしいが、Proモードでやり取りした方が深い思考になりそう
- Research:時間はかかるがレポートが出来る。Google Docsとして出力すればNotebookLMと連携しやすく、またレポートを共有したり音声で読ませたりできる。
- Flow https://labs.google/fx/ja/tools/flow
- 動画の生成。最初と最後のフレームを指定して、その間の動画を生成出来る。
- 動画の拡張。プロンプトを用いて、参考動画の後半からどのようになるかを指示、+15秒ほどの延長を付ける事ができる。
- NotebookLM
- 上記のGeminiアプリケーションで調べた内容などを読み込ませるとスライドなどの資料作成の軸に出来る
- Google Antigravity https://antigravity.google/
- 上記、Geminiの調査資料にあるようにイマイチ
- 何か開発するときは、利用するライブラリとかサンプルのリポジトリをcloneして並べ、それを読ませながらコードを書くよう指示すると少しはマシになる…かも。
- マシな使い方の運用が決まれば、まさに中途半端なアシスタントを雇うよりマシな価値があると思われる
(ただし、これは他のコーディングツールでも実現できるので、Google AI Ultraとしての評価かというと微妙な気がします)
- Google Developer Program のプレミアム プラン
- どうやらここ? https://developers.google.com/program/plans-and-pricing?hl=ja
- “開発者向けのプログラム”という形で、自動で連動されるのかと思ったのですが、そういう名称のサービスがあるようですね。
この https://aistudio.google.com/ からGeminiのAPIを使うWebアプリケーションを作ったのですが「無料枠」として処理されてしまいました…
3.質の悪い回答が来たら、会話を潰して新しく会話し始めよう
この進め方が一番コスパが良いと思いました。
当たり・ハズレというものがあるのか、ハナシが成り立たないことがあるなど何かしらの変数があるのか、質にムラがあるように思いました。
AIに間違いを指摘して、次の回答で修正されなければハルシネーション・コースです。もうダメです。仕切り直した方が良いです。【2026年3月時点】
解約した瞬間、保存容量オーバーにご注意

迂闊だったのですが、解約が 0時に走るようで、その時点で容量を35GBほどオーバーしてしまったようです。
メールの送受信もできなくなる(猶予はあります)のでご注意ください。
次は Claudeか、Grokをシッカリ使ってみようかと思います。